沖縄・球美の里は、2011年の東日本大震災、及び、福島第一原発事故で被災した福島の子どもたちの健康維持を目的として設立された施設です。震災1年後の3. 11に沖縄での候補地選定に立会い、色々な方の協力で、沖縄本島から約100km離れた久米島の陶芸家の元工房などのあった施設を再利用しました。
大空間の工房を子供たちの寝泊りするための個室に区画し、キッチンや水廻り等の設備を追加し、遊び場兼食堂、テラスなど必要諸室を整備して1年後の夏休みのオープンに間に合わせることが出来ました。
その後も別棟のギャラリースペースが、図書館+カフェに、陶芸の釜のあったスペースは、子どもたちのプレイルームに、2年後には、個室の増築など、今でも周囲のプレイグラウンドも含め進化し続ける施設となっています。
2020年現在の時点で100回を超える保養、延べ3,500名を上回る子供たちが訪れ、ストレスフリーな環境で、安全な食事をし、大声で遊びまわっています。