2期にわたる築45年の木造2階建住宅の改修工事です。
2期では、6畳二間からなるスペースを寝室にするという改修計画です。
この寝室は利用頻度が何ヶ月かに一度使う部屋になるため、埃が気になるカーテンを使わない寝室にできないかという要望がありました。そのためこの部屋は既存の外壁に面する開口部の前にプライベートを守り部屋に入る光をコントロールする目隠壁を立てることを提案しました。
メンテナンスできる幅45cm引いたところに計画した一文字とL字の2種類の自立壁は既存の壁との間でハレーションを起こしてやわらかい光を寝室に回します。
この反射光は太陽が出ている間は、天候にかかわらずほぼ同じ明るさを確保することができます。また雨の日は青色、晴れの日はオレンジ色と天気によっていろいろな光の色を醸し出します。