大阪の南部にある専用住宅です。
クライアントの要望は100歳まで生きる家系で高年齢になっても不自由なく暮らせる住宅を望まれていました。
そのことについて我々は、部屋と部屋を繋ぐ廊下をリビング・ダイニングとして機能するのに十分な広さまでスペースを拡張し、建物の中央になるよう配置しました。
それにより、リビング・ダイニングと寝室・洗面・キッチン・納戸など他の部屋との移動がダイレクトになり車椅子での生活になっても生活に差し支えない計画としました。
建物の中央に配置されたリビング・ダイニングの採光は周囲の部屋と天井高さを変えることで作られる360度のハイサイドの開口部によって取り入れられ、また高さの違いによって生じる柔らかい反射光が部屋にまわるように配慮しました。
この反射光は常に移り変わる時刻・季節・天気によって様々な色に変化し、日々の生活のシーンを演出しています。