姫路にあるクリニックです。
「照明器具は天井に配置されている」ということに少し違う考え方を抱いていました。
ペンダントライトのように吊り下げ型の照明もありますが、クリニックの照明ともなると ダウンライトを使用する比率がどうしても上がってしまいます。
そこで照明の位置を下げてみることによって、ダウンライト一辺倒の空間より温かみと落ち着きのある空間が提案できるのではないかと考えてみました。
今回の計画では、そういった効果を待合室に計画するために壁から30cm手前に大きな垂れ壁を設け、既存の壁との隙間に柔らかな照明を設置しています。
本来、少し緊張するクリニックですが、患者さんもスタッフもいつもより少しだけ心が和らぐ空間になるよう計画しました。