紐で吊られた小さな茶室
2009年にartcourt galleryで行われた天満大茶会に出展した約0.4坪の茶室です。
幅10m、奥行き2.4m、高さ2.7mの細長い空間を約400本のビニールテープで緩やかに上下をふたつに分けて下部を露地、上部を茶室、茶庭のスペースとしました。この400本のテープは設置されている場所の光や空気の流れといった普段は気に留まらない事象を視覚化しています。
ビニールテープで吊られた茶室は二人が立って上半身だけ入ることができるとても小さな茶室です。お互いの距離が近いので、初めての人でも居やすいように、真正面ではなくお茶を置くところを折れるポイントにして九の字になるよう計画しています。また屋根の勾配をつけて少しだけ目線を合わせにくいようにしています。
近いような遠いような、そんな距離感でもてなされる時間を楽しんでもらいたいと考えています。